生活や産業の基盤となる環境保全の強化

市民生活及び産業を支える地下水資源を将来に継続的に利用し続けられるよう、硝酸性窒素等による汚染への対策に取り組む。

重要な観光資源である海浜等の自然環境への悪影響も懸念され、深刻化する不法投棄ゴミ問題への対策を強化する。

地下水保全対策

(1)新し尿処理施設の供用開始

  • 急増するし尿・浄化槽汚泥の処理施設を令和7年度から供用開始するとともに、同施設の運営費を国庫補助で軽減する。

(2)硝酸性窒素濃度の低減

  • 国の「みどりの食糧システム戦略」で掲げる化学農薬使用量の50%削減及び化学肥料使用量を30%低減する目標と連動し有機質肥料への転換を進め、地下水保全と地力増強を図る。

(3)モニタリング調査

  • ネオニコチノイド系農薬類を水質分析項目に追加し地下水保全を強化する。

(4)生活雑排水対策

  • 下水道整備及び合併処理浄化槽への転換を進めるため、接続及び整備に係る助成を強化する。

不法投棄ゴミ対策

(1)ゴミの不法投棄対策

  • 定点カメラの設置やドローンの活用、市公式LINEを活用した市民からの通報制度等による監視強化、処理対策の推進及びボランティア団体の育成など、官民連携の対策委員会を設置し取組を強化する。

(2)廃棄物処理機能の強化

  • 国庫補助事業の活用による一般廃棄物処理施設の新規整備と併せ、遊休化している伊良部リサイクルセンターを民間資金により有効活用し、現在滞っている産業廃棄物の処理を強化する。