持続可能な観光振興と市民生活への還元・調和

リーディング産業として地域経済を牽引する観光リゾート産業だが、オーバーツーリズムや人手不足等の課題を抱え、また、そのポテンシャルは未だ十分に発揮されていない。

観光の「量」から「質」への転換、それに伴う受入体制の整備や観光人材の育成、産業間連携による域内経済循環の促進等に資する取組を推進し、持続可能性と稼ぐ力の強化を図る。

(1)『観光振興ビジョン』の策定

  • 観光リゾート産業のポテンシャルを最大限に発揮し市民生活に還元するため、優れた自然環境を誘因に「人」・「食」・「音楽」でおもてなす『観光振興ビジョン』を策定し、官民連携で観光振興に取り組む。

(2)『宿泊税』の早期導入

  • 宿泊税については、宮古島市観光推進協議会や宿泊事業者から提起された問題点等を踏まえ、「税率」「県との按分比率」に加え、「使途」についても明確にした上で令和8年度導入に向け取り組む。

(3)MICEの推進

  • 姉妹都市、友好都市、交流都市と連携した食の祭典「みやこじまキッチン」の開催。
  • 県の「沖縄大交易」のサブ会場としての「みやこじま交易会」の開催や青年会議所等の全国大会の誘致。
  • 県内外の宮古島市出身者を招聘した合併20周年記念シンポジウムの開催。

(4)『八重干瀬(やびじ)センター』の整備

  • 日本最大級のサンゴ礁の保全と観光資源としての最大活用に向け、ツアー客やガイドに加え、漁協や飲食店などが利用できる展望塔を備えた『八重干瀬センター』をクラウドファンディング等により整備。

(5)観光人材の育成

  • 宿泊税を財源に、宝塚医療大学観光学部宮古島キャンパスの地元出身入学生に給付型奨学金を支給。

(6)航空路線の拡充

  • 宮古及び下地島空港の有効活用による国内外の新規航空路線就航に向け、エアポートセールスを強化。

(7)受入環境の整備

  • 『宮古広域公園(仮称)』の整備や宮古空港の機能強化に向け、官民連携組織を組成し要請活動等を強化。